織田流煎茶道は織田信長の弟、織田有楽斎を茶祖とし、現家元で十六代を数えます。有楽の大名茶の流れを汲んで、格調の高さと優美さを特色としていますが、抹茶の影響も多分に受けており、煎茶各流派の中でも独自の位置を占めております。江戸時代から「有楽の茶は、客をもてなすをもって本義となす」と評されており、その有楽の心を受けて、織田流にはつぎの三つの口伝が伝えられています。

「口伝」

一、相手に窮屈な思いをさせぬこと

一、相手に恥を掛かせないこと

一、相手に満足感を与えること

有楽斎のお茶の世界を、楽しく一緒にお勉強いたしませんか。